屈折矯正手術LASIKについて

適応基準

適応基準 イメージ画像

屈折矯正手術を受けていただくには詳しい検査が必要ですが、一般的には下記の様な適応基準を満たしている必要があります。

  • 20歳以上であること(ただし、18歳以上でご両親の同意がある場合は可能です)
  • 角膜やその他の眼の病気がないこと

    下記の疾患がある場合は手術は出来ません。

    • 活動性の外眼部炎症
    • 円錐角膜
    • 白内障
    • ブドウ膜炎や強膜炎に伴う活動性の内眼部炎症
    • 重傷の糖尿病
    • 重傷のアトピー性疾患
    • 免疫不全疾患
  • 屈折異常(近視・遠視・乱視)であること
  • 屈折異常の矯正度数が1年以上安定していること
  • 角膜の厚みが十分あること
  • 妊婦、授乳中でないこと
  • 過度に神経質でないこと
  • 精神的に不安定でないこと

基本的には検査をしないと分からない項目もありますが、もし、ご自身がiLASIKを受けられるかどうかお聞きになりたい場合は、まず当院までお電話ください。

iLASIK専用フリーダイヤル
0120-049-506

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合併症

一時的な合併症
白くかすむ、二重に見える、影が見える、異物感がある、光を眩しく感じる、涙目になるなどです。しかし、これらは数日~数週間で消失します。
その他の問題点
夜間に見にくさを感じる、過矯正や遠視ぎみになる、低矯正や近視が残る、軽い光輪(ハロー)、ハレーション、少しまぶしい、などが稀に起こります。
重大な合併症
角膜の感染症により場合によって、角膜が汚濁し、最終的には角膜移植が必要になる場合があります。
不完全フラップ
LASIKで使用していたマイクロケラトームのフラップを作製では、フラップが正しく形成できない可能性がありました。この場合は、エキシマレーザーを照射せず、フラップをできるだけ元の位置に戻し、3カ月ほど待ってから再手術になります。このリスクはフェムトセカンドレーザーによるフラップ作成では、限りなく少なくなります。
フリーフラップ
LASIKではフラップ形成時に角膜表面の一個所を残し、蝶番の役目をするヒンジを作りますが、マイクロケラトームの不調によってヒンジをカットしてしまい、フラップが角膜から完全に離れた場合をフリーフラップといいます。フェムトセカンドレーザーによるフラップ作成では、フリーフラップが起こることはありません。
エキシマレーザー照射ずれ
エキシマレーザー照射時には、固視灯をしっかり見ていただくことが必要です。もし眼が動いてしまうと照射位置がずれ、正しい場所にレーザーが当たらなくなるからです。これによって、予測された屈折度がずれる可能性がありました。現在ではこれを防止するためアイトラッキングシステム(赤外線自動中心追跡装置)が導入されておりますのでレーザーが中心から外れることはありません。現在、当院のエキシマレーザーは3Dアクティブトラック&虹彩紋利認識機能によってさらに精度の高いトラッキングが可能になっています。ただし極端に目を動かせればエキシマレーザーは照射できないこともあります。
角膜上皮細胞迷入
角膜の最表層にある上皮細胞がフラップの下に入ってしまうことがあります。エキシマレーザー照射後、分泌液、異物、角膜上皮脂細胞などが残らないように十分に洗浄しますが、もしフラップ下に上皮細胞が残り、視力に影響している場合は、除去処置を行います。
角膜拡張
眼圧の影響で角膜後面が突出する角膜拡張を生じる場合があります。角膜をエキシマレーザー照射で削った後、角膜の厚さは400ミクロン以上必要であるとされています。これ以下であると、将来的に角膜が拡張し、近視が進行していく可能性があります。当院では必ず角膜の厚さを400ミクロン以上残すことにしています。
夜間グレア
グレアとは、角膜上皮混濁(角膜組織の透明性が低下)や不正乱視に伴う自覚症状として、夜間の照明がまぶしく、視力の低下を感じることを言います。重篤な夜間グレアは、暗くなるとぼやけて見えたり、ゴースト(光源の周囲に、もやがかかったように感じられること)が見えるようになります。暗室での瞳孔が大きい方も夜間グレアのリスクが高くなります。現在導入のエキシマレーザーVISX STAR S4 IRでは、高次収差が矯正可能ですので夜間視力などは従来のレーザーに比べて改善しています。
手術直後のぼやけ
ほとんどの方が手術直後にぼやけて見えると言います。術後24〜48時間以内に視力が大きく改善されますが、視力が安定するには3ヶ月程度かかる場合もあります。
手術後の充血
フラップ作成時に角膜固定のために装着するサクションリングによって、白目が充血(内出血)する事があります。ほとんどの場合1週間以内に改善します。
視力の左右差
iLASIKでは両眼を同時に手術し、裸眼視力の向上を目指しますが、左右の視力は全く同じになることはないかもしれません。左右眼の傷の治りぐあいの違い、残った乱視の状態などにより、視力差が若干生じることもあります。
屈折度のずれ
近視、乱視の状況に応じてエキシマレーザーで角膜を正確に削りますが、角膜の傷の治りぐあいには各個人違いますので、予測された値より少し屈折度がずれる可能性があります。少し近視が残る場合を低矯正、遠視にずれる場合を過矯正といいます。
低矯正
少し近視側にずれた場合や、意図的に近視の程度をいくらか残した場合は、薄いレンズの眼鏡またはコンタクトレンズを使用していただくことになります。もし、見え方に満足できない場合は、相談のうえ再矯正をすることもあります。ただし、角膜の厚さが十分でない場合、再矯正は角膜拡張を引き起こすこともあるため、行うことができません。
過矯正
少し遠視側にずれて視力が矯正されると、40歳以降、老眼が早く現れ、読書用眼鏡(老眼鏡)が必要になります。
老眼
40歳以降に手術を受けられる方に関しては、近くへのピントを合わせることが難しくなるため、読書用メガネ(老眼鏡)が必要となります。

その他の注意点

  • iLASIKは角膜の形状をレーザーで変え、屈折を矯正する手術なので、元に戻すことはできません。
  • 職種によっては屈折矯正手術をしても志望することが出来ない場合があります。
  • 眼鏡・コンタクトレンズと同様に保健医療対象外のため、手術・検査は自己負担となります。但し、生命保険の手術給付の対象となる場合があります。詳しくはご加入の生命保険会社にお問い合わせください。
  • 手術後、運転免許証の「眼鏡等」条件解除ができます。詳しくは免許センターにお問い合わせください。
  • WEBでのお問い合わせ・予約
  • iLASIK専用フリーダイヤル 0120-049-506


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